陸上自衛隊の幹部ら10人が乗ったヘリコプターが消息を絶ってから、10日で5日目となりますが、行方は今も分かっていません。捜索が難航しているのは、漁業関係者らも恐れる“ある風”の影響かもしれません。
■漁師も恐れる“カジマーイ”…荒れる海で探せず
宮古島や伊良部島付近で20年以上、釣りやシュノーケリングなどのガイドを行う男性によれば、捜索が難航している原因は、「今の時期ならではの風」が関係しているのではと話します。
「和剛丸」芦川剛志さん:「(事故当日の6日は)夜になって、南風から北風に変わった。今の季節、(ニンガチ・)カジマーイといって、風が回るといった季節。急激に(風が)変化しやすい時期」
「ニンガチ・カジマーイ」とは、沖縄で昔から言い伝えられている春先にかけて、穏やかな南風から強い北風に急変する現象のこと。漁業関係者には、台風の次に海が荒れる日として恐れられています。
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Source: おーるじゃんる